僕は元々絵を描くことが好きではなかった、というか嫌いな方だったのである
だから幼少期も絵を描いてなかった。
なぜ絵を描き始めたかというと自分の絵の下手さにコンプレックスを持っていたからだ
統合失調症になって陰性症状で何もかもつまらなかったときコンプレックス解消のために絵を描くことにした
そして次に述べることができるかどうか実験していたのである
1.絵を好きになれるか
2.絵を毎日描けるか
3.上達するか
4.上達できる方法論を見つけられるか
の4つのことが気になっていた
まず絵を好きになれるかだが僕は絵が好きだと自己暗示をかけていた
何度も僕は絵が好きだと思い込むことにした
その結果前よりは絵の苦手意識がなくなったのだ
次に絵を描くときに朝起きてから必ず1時間は描いていた
この方法は効果的で3年間毎日絵を描き続けられていた
そして上達したかというと、間違いなく上達したのである
以前の記事にも書いたが僕の会心の一作がこちらである
中にはこれでも下手だという人もいるかもしれないが
少なくとも僕が描き始めたころよりは断然上手くなっている
僕は絵の才能は無いのだがそれでもここまでは上手くなって満足した
最後に自分なりの絵の上達の方法論もなんとなくだが分かってきている
これら4つの疑問が解決したとき僕は満足してしまった
そう、満足したのである
ありていにいえば情熱がなくなったということだ
絵の苦手意識は無くなったとはいえもともと好きではないので
趣味レベルでいいかなと思ってしまったのである
仕事にできるほどの情熱は無かった
好きなものを描いているときは楽しいが絵を描くのはいまでも麻雀よりは好きではないことは確かだ
だからイラストを仕事にできるかと言ったら無理だなと思う
そして描かなくなったら絵が下手になった
だから才能は情熱があり続けられることだと僕は思うのだ
満足してしまったらそこで終わりなのである
コンプレックスが解消された瞬間僕は絵に興味が無くなってしまったのであった
ただ今の所やれるのが絵しかないからな 迷っているところだ